書いてみよう
I. 初めてのプログラム:Hello World! とポップアップ
プログラミングの第一歩は、自分の指示がブラウザに伝わったことを確認することです。画面にメッセージを出す2つの方法を学びましょう。
alert():ユーザーへの通知
ブラウザに小さなウィンドウを出して、ユーザーに大切なメッセージを伝えます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Hello</title>
</head>
<body>
<p>Let's JavaScript --<br>
<script type="text/javascript">
alert("こんにちは!");
</script>
</p>
</body>
</html>
これをブラウザで見ると、このようになります。ここをクリックしてみましょう。
console.log():開発者のための確認(デバッグ)
「デバッグ(プログラムのミスを見つけて直すこと)」のために使います。ユーザーには見えない、開発者のための「確認用メッセージ」をコンソールに出力します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Hello</title>
</head>
<body>
<p>Let's JavaScript --<br>
<script type="text/javascript">
console.log("プログラムがここまで動(うご)きました");
</script>
</p>
</body>
</html>
「コンソール」の開き方
自分の書いた「意図(やりたいこと)」がブラウザに正しく伝わったかどうかは、ここで確認します。
| OS | 操作方法 |
|---|---|
| Windows | F12 キー(ノートPCは Fn + F12) または Ctrl + Shift + I |
| Mac | Command + Option + I |
コンソールを開いて、ここをクリックしてみましょう。
自分の書いた1行のコードでブラウザが反応したとき、その「喜び」がこれからの学習の力になります!
文(ぶん)/ Statement
alert("こんにちは!"); のような 「コンピューターへの 命令」 を 「文」 と呼びます。「〜をしてください」という、ひとつの完璧な指示です。
JavaScriptでは、最後にセミコロン ; をつけます。
II. イベントとイベントハンドラ:動きを作るきっかけ
JavaScriptは、ユーザーの「クリック」などの操作に反応して動き出します。この「きっかけ」を理解すると、Webサイトに命を吹き込むことができます。
スイッチと電球の関係
- イベント(操作): ユーザーがボタンを押す「スイッチ」です。
- ハンドラ(処理): スイッチが入ったときに実行される「電球がつく」という動きです。
よく使われるイベントハンドラ(きっかけ)を整理しました。
| カテゴリ | イベント名 | きっかけ(タイミング) | 使用例 |
|---|---|---|---|
| マウス | onclick | クリックされたとき | ボタンを押して計算を始める |
| マウス | onmouseover | マウスが上に乗ったとき | 画像の色を変える |
| ページ | onload | ページを読み込み終わったとき | 「ようこそ」と挨拶を出す |
| フォーム | oninput | 文字を入力したとき | リアルタイムで文字数を数える |
| フォーム | onfocus | 入力欄を選択したとき | 入力欄の色を明るくする |
記述例: HTMLのボタンに「クリックされたらアラートを出す」魔法をかけるときは、こう書きます。
<button onclick="alert('ボタンが押されました!')">クリックしてね</button>
これをブラウザで読(よ)み込(こ)むと、以下のようになります。
III. JavaScriptの呼び出し方と外部ファイル化
コードが増えてくると、書き場所が重要になります。整理整頓されたコードは、プロの世界の「マナー」です。
- 内部JavaScript: HTMLの中に
<script>タグで直接書く方法です。 - 外部JavaScript: .js という別のファイルに分ける方法です。
外部ファイル化のメリット(戦略的意義)
プロの開発では、必ず「外部ファイル」を使います。理由は、「再利用性(ひとつのファイルを多くのページで使い回せること)」 が高まり、修正も一箇所で済むためです。
読み込みの手順
- .js ファイル(例:script.js)を作成し、JavaScriptだけを書きます。
- HTMLの
<body>タグの最後(閉じタグ</body>の直前) に読み込みコードを書きます。
なぜ <body> の最後に書くの? ブラウザは上から順番に読み込みます。プログラムを最後に読み込ませることで、ページの文字や画像を先に出し、ユーザーを待たせない「スムーズな表示」が可能になります。
留学生へのメッセージ
最初はエラーが出るのが当たり前です。エラーメッセージはブラウザからの「ヒント」だと思って、楽しみながら挑戦してください。あなたが楽しくコードを書けるようになるまで、応援しています!